ゲンの創作部屋

Fusion360と3Dプリンター初心者が3Dプリンターの使用感を備忘録として綴るブログ

3Dプリンターの防湿フィラメントボックスを作る[組み立て編]

Z軸レベリングが不安定だったので調べていた

3Dプリンターでプリントするのに一番重要だと感じているのが、一層目の定着である。その一層目の定着に重要なのがZ軸のレベリングであるが、イマイチ安定性に欠けている。これについては今までいろいろな対策を施してきたのだが、まだ安定していない状態であった。時間があれば対策をしてきた過去記事を参照して欲しい。

各軸のVローラーを調整

gen-cad.hatenablog.com

電源を落とした状態でヒートベッドの高さと平行度を調整

gen-cad.hatenablog.com

自動レベリングでは解決しないと理解する

gen-cad.hatenablog.com

 

Z軸のレベリングが安定しない状態というのは、例えば、造形前に補助レベリングでヒートベッドの高さを確認しているのだが、補助レベリング実行するごとに①~⑤の位置でノズルとヒートベッドとの距離が変わり、都度ダイヤルを回してZ軸の高さを調整しているような状態である。

この問題については多くの3Dプリンターを使用している先駆者たちが語っていて、その対策の為に非常に効果的がありそうだと感じたビデオをYouTubeで見つけた。

 

黄色スプリングからシリコンマウントに変更


www.youtube.com

YouTubeビデオで紹介されているように、Amazonで18㎜の高さのシリコンマウントを購入して、黄色スプリングからシリコンマウントに変更した状態。

 

結果、シリコンマウントはZ軸の安定に非常に効果があるとわかった

シリコンマウントは、結果として私が保有している筐体への効果は抜群であった。印刷前に毎度補助レベリングを実行しているのだがダイヤルでのZ軸高さ調整は今のところ必要のない状態になっている。紙を1枚挟んで隙間を感覚的にノズルとヒートベッドの隙間を測っているが毎度同じような引っかかりの状態を保っている。つまり念のため補助レベリング機能は使うものの、もう①~⑤のどの場所でもZ軸の高さ調整はしていない。

大切なことを追記

自動レベリングはヒートベッドを組付けた後に1回しか実行していない自動レベリングをするたびにヒートベッドとの隙間が再調整されて隙間が変わってくるので、印刷前の隙間確認は補助レベリングだけでの微調整になる。

 

目視でもZ軸を確認する

これはTwitterで誰かが最近つぶやいてらっしゃったのだが(スミマセン、どなたか分からなくなってしまいました)、100mmx100mmx0.2mmの造形物をつかってZ軸の隙間を確認する方法。

ここでは上の紫の範囲でラインが細くなっていて印刷が上手くいっていない。つまり若干ノズルとヒートベッドの隙間が開いている状態。こういう場合はダイヤルを回してZ軸を少し高く調整してノズルとの隙間を狭くする。

 

Amazonで購入した部品

似たような商品は沢山あったが、4つのうち1つだけ高さが違うといった商品がたくさんあったのでそれを間違って買わないように注意が必要だ。Ender-3 S1 Proの場合は、全て同じ長さでOK。(上のYouTube動画で紹介されている機種では、1つだけ左奥に短いものが必要。交換の様子は動画13分頃から)
シリコンのマウントにしては価格が安かったので実は材質がウレタンではないかと疑っていたが、今のところ熱に弱いとか潰れて使い物にならないという問題は特に発生していない。

 

追記、amazonのprime縛りだと4個セットで18mm長さのものは青色しかないようだが、数量違いでは黒色と赤色もあったようだ。とりあえずprime発送してくれるところだとuxcellになるみたい。

私のようにめいっぱい潰して使いたい方は18㎜のものを選ぶといいと思う。ヒートベッドをどんどん下げていくと、ベッドが奥に行ったときにY軸のモーターとのクリアランスが小さくなってしまうので。

 

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