ブログ開始6か月【3Dプリンター関連、買って良かったものランキング】と考察、ついでに【ブログアクセスランキング】
3Dプリンター関連で買って良かったものランキング(個人的視点)
1位:シリコンマウント
やっぱりこの商品、18mmの長さのやつ。最近は在庫切れが多いようで…。
黒か赤なら…
Ender-3 S1 Proをカスタマイズして一番良かったと思うのがこのシリコンマウント。3Dプリンターを購入して上手くいかないことは沢山あったが、上手くいかない代表的として、フィラメントの1層目の定着が安定しないこと、つまりヒートベッドが不安定な事であった。このことは次の記事で書いているのでそちらを参照して欲しい。
いろいろ書いてはいるが、スプリングの時は造形前に都度レベリングを行っていたのだが、このシリコンマウントに変更してからはレベリングを都度行う必要がほぼなくなったので、安価で非常に効果のあるカスタマイズだと思っている。
2位:フィラメントドライヤー
これは買って良かったというか、無いと困ると思えるものなので2位に選んだ。
ちなみに私が購入したeSUNのものだが、商品はいろいろあるので好みのものを選ぶのが良いと思う。
私のたった半年の経験で感じたのだが、フィラメントを購入すると大体真空密閉されたビニール袋に入っていて、当然乾燥したフィラメント入っていると開封するのだが、印刷を開始すると”パチパチ”と吸湿しているような商品に当たってしまうことがある(吸湿していると綺麗に印刷できない)。
吸湿したフィラメントを乾燥させるには、冷蔵庫に入れて乾燥させる、コンベクションオーブンで乾燥させるなど方法はいくらでもあるようだが、6千円代で購入できるなら専用のものがあってもいいのかなぁと思う。もちろん、あたりが悪い新品のフィラメント用だけでなく、保存管理が雑になってフィラメントを吸湿させてしまうこともあるので、今では必要不可欠なものになっている。
3位:管理用スイッチボットシリーズ
3Dプリンターをはじめて買ってみて、まず思うことが印刷時間が長いということ、それと印刷中に放ったらかしで大丈夫?と思ったことはないだろうか。
外出したいけど印刷が気になると思う人は多いと思うが、そういう人は次の記事に書いているスイッチボットの商品がおすすめである。具体的には、
ランク外、買わなきゃよかった:Creality ガラスベッド
何故購入したか
う~ん、これは思わずポチってしまった商品で…。
Ender-3 S1 Proを購入して暫く経ってレベリングが不安定だったとき、ベッドの真ん中辺が凹んでいるような結果になることが多かった。なので単純にベッドが歪んでいてPEIシートの代わりに平面度が出ていそうなガラスプレートに変更すればレベリングが安定すると思ってしまったんだよね。
結果的にはガラスベッドに変更しても何も変わらなかった。何回レベリングを行っても真ん中が凹んだ結果になることが多かった。
それにそもそもEnder-3 S1 Pro用の商品ではないので、このプレートの固定方法がなく、無理やり端面でクリップ留めをするのだが、自動レベリングや印刷中ににエクストルーダーが干渉してしまう。結局このガラスベッドを固定するには、PEIシートの下にあるマグネットシートを剥がしてから、鉄板の面に両面テープで固定してしまうしか方法しか無いなと思ったので諦めた。(マグネットシートの上に両面テープを貼ってガラスプレートを貼ってもいいんだけど)
失敗から学んだこと、安定しないのはベッドのひずみではない?
ただ、このガラスプレートの失敗によって、自動レベリングのときに何故ベッドの真ん中が凹むような結果になるのか、ベッドが原因だという断定的な思い込みをなくすことができたので、それはよかった。(もちろん3DPの個体によってはベッド自体が歪んでいることもあると思う。)
次に着目したのが、エクストルーダーの重さと、エクストルーダーが取り付いているX軸の剛性である。
赤色の矢印が見た目からおおよそ予想できるエクストルーダーの重心位置。緑は軸にかかるであろうねじりモーメント。
改めて見てみると、Ender-3 S1 Pro用エクストルーダーって重いにもかかわらず、なんでこんなに細いフレームをX軸レールにしているのだろうか。Z軸に使っているフレームの太さでも良かったのでは?と思ってしまう。
指で軽くエクストルーダーを押さえると…、おそらくZ軸方向で0.1mm程度は簡単に動いてしまう。
結論、フレーム剛性が弱い!?
だから、レベリングのときに、たわみが大きくなり誤差の出やすいX軸中央付近でベッドが凹んでいるような結果になってしまうと仮定した…。材料力学で習う両端支持はりのイメージ。(というか私の勝手な感想。)
印刷を安定させる為にしたこと
結局印刷を安定化させるために行ったのは、
- エクストルーダーがブレずに動きが安定するように、各ガイドベアリングを若干固めに設定した
- フィラメントが抵抗なく供給されるように、フィラメントドライヤーにフィラメントを入れたまま使用するのをやめ、元の位置に戻して使用
1のガイドベアリングの調整は次の記事を見て欲しい
2については、フィラメントドライヤーにフィラメントを入れて印刷していたのを元の位置にフィラメントを戻したのである。
フィラメントドライヤーからフィラメントを引っ張り出すのに少し抵抗を感じていて、これが印刷に影響を与えると思ったので、現在は引っ張りの抵抗が少なくなる方法を選んでいる。
フィラメントを引っ張るのに抵抗があると、エクストルーダーがフィラメントを押し出す際にZ軸の上方向に引っ張られる。スライサーでリトラクションを設定していると上方向に引っ張られている状態が開放されるので、結果エクストルーダーが上下に振動することになる。
玄人がリニアガイドの3DPを選ぶ理由が分かったような気がした
いろいろと印刷が安定化するように試してきたが、玄人がリニアガイド式の3Dプリンターを選ぶ視点が剛性なんじゃないかと思えてきた。
玄人が使用している3Dプリンターは次のようなプリンターが多い印象。
(SNS、ブログなど個人的な印象)
Kingroon KP3S
Prusa-mini
Prusa-i3 MK3S
Voron
とはいえ、まとめ
とはいえEnder-3 S1 Proがダメということはなく、Z軸が安定しないということの原因がフレーム構造・フレーム剛性、ベッドのスプリングだと仮定して細かく対策してきた結果、大概のものはケープやスティックのりなどの定着材をヒートベッドに使用しなくても安定して綺麗に印刷できている。個人的には行ってきた対策が功を奏していると思う。
(もちろん筐体毎に不具合があったり、もしかしたら制御ソフトの部分が悪いのかもしれないが、言い出したらキリがないのでこの辺に。)
Ender-3 S1 Pro構造を理解して使ってあげれば、価格も手ごろで、各部品も簡単に購入できるしとてもいい3Dプリンターだと思う。
当ブログの現状 2022/12/31
はてな無料ブログ
内容は3Dプリンター関連に特化した備忘録的な記事を書いていて、とてもニッチなブログである。
- ブログ開始日:2022/6/25
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やっぱり圧倒的にGoogleで検索する人が多い。
アクセス先ページランキング、ベスト5(From Google)
アクセス先記事の内容をみてみると、検索者さんが困っていることに対して解決方法を提供している記事にアクセスが多いが、前回からの変化としてはPrusaスライサーについての記事へのアクセスが多くなっている点である。
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